内田クレペリン検査って受けたことありますか?多くの企業や学校で検査が行われています。内田クレペリン検査について調べて見ました。
この検査はドイツの精神学者のエミール・クレペリンが発見した作業曲線を元にして、内田勇三郎が開発した作業適正検査・性格検査です。内田勇三郎がこの内田クレペリン検査を開発したのは1920年代〜1930年代の事です。株式会社日本・精神技術研究所が提供しています。内田クレペリン検査は現在も官公庁、企業、学校などで行われています。
検査内容は横に並んだ一桁の数字を足して答えの下1桁を記入していきます。1分毎に行を替えて休まずに一定時間足し算をし続けていきます。検査時間は練習、本検査(前半15分、休憩5分、後半15分)、氏名記入を含めて50分程かかります。検査は号令が正確でなければ正確な検査結果が出ませんので、「実施用号令テープ」などで試験を実施します。
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続けて計算をしていく検査ですが、計算能力を見るテストではありません。(しかし、ある程度計算の回答数がないと検査結果を出すことが出来ませんので普通に足し算は出来ないといけません)
時間あたりの作業の各行の最後に計算された数字を線で結んで出来た曲線(作業曲線)を定型曲線(性格面や適正面に大きな偏りのない人に出る曲線型)と照らし合わせて結果を出します。
内田クレペリン検査で具体的にわかることは、作業時間が経過しても同じくらいの量をこなせるか、時間経過で作業能率が上がるか、時間がたつと回答数が減るか、出来たり出来なかったり波が大きいかなどがわかります。
一般的には日本・精神技術研究所では内田クレペリン検査の判断基準は公開していないため、原則として検査が終了したら採点のため解答用紙を送付して採点してもらわなければなりません。ただし、講習会を受講・研修すれば採点が可能です。…しかしこの講習会は1日7時間を4日連続で受講料が89,250円だって…。送付して採点してもらったほうがいいかと思われます…。
内田クレペリン検査は「作業量」「誤答の数」「作業曲線の形」から総合判定が出されます。24の型に分かれるそうですよ。「作業量」は回答した量です。これは多ければ多いほどいいのですが、前半に作業量が減ってしまうのはあまり良くないようです。この検査は後半のほうが採点が厳しいようです。かといってムラがあるのは良くないです。「誤答の数」はそのまま誤答の数のチェックです。しかし、多少の誤答はあって当たり前なので、訂正で時間をとられるより作業量を増やしたほうがいいかもしれません。「作業曲線」は作業曲線の形を見ます。非定型(判定が良くない)となるポイントは誤答をたくさんする、作業曲線のギザギザが激しい、作業曲線のギザギザがない、後半の作業量の下落後半の最初の作業量、作業量が極端に不足しているなどで、あまり作為的にすると判定結果が悪くなるので、普通に集中して受けるのが1番だと思います。
最初に受ける時は永遠と続くような単純な計算作業にうんざりしてしまって、なかなか集中できない事もありますので、「内田クレペリン検査完全理解マニュアル」などで練習していくのもオススメです。集中してがんばりましょう。
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